ギャグから始まり。
ファンタジー、SFと移行していき、今はホラー。
何故こうなったのか?とよく尋ねらる。
昔、ある俳優さんから
『役者はお祓いはしないんですよ』と教えられて驚いたことがあった。
厄と役をかけて、悪いことや災難も芸の肥やしである、と考えるそうで、だから厄払いはしないのだとか。
言われてみれば、私も災難や不愉快な体験を作品にフィードバックすることがよくあった。
そしてそういう作品は受けることが多かった。
傷ついたこと、人を傷つけたこと、失敗したこと、悲しかったことが沈殿し重なりやがて層となって形を成したのが私の作品なのだろう。
ホラーに傾倒していったのは、多分そこらへんにあると自分で思っている。