ということで1995年から、20年以上ずっと思い続けていた「流星光の『デカラッパ』って単行本の巻末に載ってる『サヴァン』って読み切りがなんかすごいんだけど」の気持ちをシェアいたします。今となってはサヴァン症候群というのは有名ですけど、当時中学生だった劇画狼さんはこの読み切りでサヴァン症候群を知ったので本当に想像以上の衝撃を受けました。本編『デカラッパ』の内容がまったく頭に残らないくらい。
皆さんはどうですか、こういう「単行本の巻末に特別収録されている別の短編が好きすぎるけど、ネットを調べても簡単には出てこないので作品単位で考えると消えかけてるのとほぼ同じ」みたいな状態。『わんぱくトリッパー』巻末に載ってるサガノヘルマー先生のデビュー短編『四千年事情』なども全く同じです。『四千年事情』は必読ですよ。「サガノヘルマーのデビュー作は『漫画家マンガ』だった。主人公はアガサ森田のプロトタイプ!」ってだけでもすごいのに、すごいのにじゃねえよ。横道に逸れているんだよ。
と、そんなこんなでサヴァンですが、僕にも「普通の人は当たり前に出来るのに、自分にはまったくできない」ことが(気付いている範囲では)一つありまして、それが『食べ物が腐っているかどうか分からない』で、古くなった食べ物を口に入れたり臭ったりするだけで「腐ってる!」って分かる人は本当にすごく、俺は「カビが生えてる」とか「変色している」とか、視覚的に分かる食品の劣化以外はほとんどスルーして「なんかちょっと不思議な味がするなー」と、腐った肉や魚をぼんやりしながら最後まで食ったりしてしまう。「うわっ、腐ってる!」じゃなくて「食べ物はたまに不思議な味のときがある」という認識で生きてきたので、もうこれは治らない気はしますが、そのへん上手く判断するコツがあれば、皆さんご教授願います。その代わりに「マンガ関連の交渉は大体うまくいく」という力を与えられたと思って、これからも腐った肉を食いながら色々な人に気に入られていきたいなと思いました。愛されたい。
最後に個人的情報ですが、8/19まで、大阪・日本橋にあるおおかみ書房直営画廊・モモモグラにて、山口貴由先生の原画展を主宰してますので是非アレしてください。
あとは引き続き、
6/30発売の『恐怖の口が目女』https://www.leed.co.jp/9784845851935
7/18発売の『魔法はつづく』https://www.leed.co.jp/9784845851959
がこの夏最高の一冊なので、未読の方は是非アレしてください。
次回、エクストリームマンガ学園から衝撃情報が発せられます。



《初出》
ヤングマガジン新増刊赤BUTA 1995年1号にて発表
単行本『デカラッパ』(1995年)収録

《流星先生情報》
Twitter https://twitter.com/emphasizeman
HP http://hikaru.m49.coreserver.jp/

更新日

: 劇画狼

マイナーマンガ紹介ブログ・なめくじ長屋奇考録の管理人&特殊出版レーベル・おおかみ書房編集長。得意ジャンルはエロ劇画とコンビニコミックス。好きなマンガは将太の寿司。

 

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